辰野町地域おこし協力隊
山浦 泰さん
■ 家族構成を教えて下さい。
妻と二人です。
■奥様のことをお聞かせ下さい。
妻は沖縄出身で、18歳から23歳まで社会人でした。
長野に来て1年半になりますが、毎日やることがあって忙しいと言ってます。
田舎に住んだら何もないと思ったのに、仕事をしていないのにやることが沢山。
今の時期は紅葉に感動しています。紅葉って沖縄に無いんです。
霜が降りて、太陽が当たって来て、水蒸気が上がる光景が大好きなんですよね。
四季があることを喜んでいます。そして経験したことが無いことを一杯やってますね。
食べ物も変わって、すごい健康になって来ました。
水が違う!美味しい!って言ってます。
環境の変化を楽しんで受け入れてますね。
■山浦さんは農業に関心をお持ちですよね。
〈世果報(ゆかふ)農園〉を営んでいます。
世果報とは仏教用語で報いを受ける、とか自分が行った結果がくる、という意味で、沖縄では五穀豊穣の意味です。自分は落語が好きで、果報という言葉がよく出て来るんです。この世の宝とか循環して行くイメージがあるんです。
お米と果樹以外は作っています。
これからは大麦や黒米、あわ等でポン菓子に加工して販売して行きたいですね。
■地域おこし協力隊は2年目ですが、いかがですか?
地域おこし協力隊は都市から来て、地域に馴染んで、そのまま居てもらう、というのが一番の目的なんです。町が進めている農業の6次産業化を担当していますが、農作物を作るのは好きだし、作ったものを売るのはいいですが、持続可能な事業にして行くのは知恵を絞らなくちゃいけないので大変ですね。
地域の人たちからは、1番の地域おこしは町に仕事があることと言われたんです。生産者の皆様の期待を受けているので、3年目になる来年は本気で販売することを考えて行きます。
■川島地区に住まわれて1年ちょっと経ちましたが、いかがですか?
移住して来る人が多いのは凄いと思います。
僕は今年、地域の草刈りに6回くらい出ました。蕎麦畑の石拾いもやりましたよ(笑)。
公民館の委員もやっているので、地域で年一回発行しているB5サイズの新聞製作にも携わりました。
花壇の水やりもやりましたよ(笑)。
川島が10年後、20年後どうなって行くのか、どう行動するのか、考えなくちゃいけないと思うんです。
自分達が住みづらくなっちゃうからね。
子や孫に良い所として残す為に、本気で考えて行動して行かないとね。